生活していくうえで生命保険に入っておかなければ不安ですし、お子さんがいる家庭は教育費もどうしてもかかってしまいます。
これらを節約することは難しいように思えますが、詳しい情報を知っておくことが大切になってきます。
あまり知らない人も多いと思いますので詳しく紹介していきたいと思います。
目次
生命保険は節約できるの?
生命保険は、死亡や入院、大きなケガ等がない限り、入ってすぐに役に立つということはほぼありません。
加入していることのメリットをきちんと理解していないと、「節約のために解約する」という考えになってしまうかもしれません。
しかし、生命保険は見直すことで節約できる場合があります。
そもそも生命保険とは
生命保険とは人を対象にした、命や身体のリスクに備える保険です。
損害保険はものを対象としていて、自動車保険や火災保険などがあります。
日本での生命保険の加入率は約80%と言われていて、40歳~50歳の年代の加入率が高くなっています。
生命保険の中にも細かく分けると、
生命保険・・・死亡や高度障害によって受取人が保険金を受け取れる保険
医療保険・・・病気やケガによる入院、手術をしたときに受取人が給付金を受け取れる保険
保険に入ると毎月純保険料と付加保険料を支払わなければなりません。
共済保険の方が安くなる?
生命保険会社の保険ではなく、保険料の安い生命共済や医療共済に加入するという手段もあります。
組合員が掛金を出し合って相互に助け合うことを目的としている非営利事業が共済です。
運営団体は省庁から認可を受け、保証を組合員に提供しています。
営利を目的としていないので、掛金が余ると組合員に割り戻すというところが民間の生命保険とは違うところです。
生命共済、傷害共済、火災共済、自動車共済などの種類があります。
生命保険と共済と両方加入するという場合もあります。
共済の中には生命保険会社の商品と同じ備えがある場合もあります。
月々1,000~2,000円の手ごろな掛金で加入することもできるので、月々かかるお金は節約できるといえます。
生命保険は大事なもの
共済は非営事業のために種類が少ないですが、保険会社の場合競合他社も多く、共済にはない商品の種類や特徴があります。
保証期間短くする、払込期間を長くする、保証を小さくするなどの工夫で保険料は下げることができます。
どちらがいいか、というよりは個人の備え方次第でどちらでも節約になります。
保険は、自分や家族の将来を守ってくれる大事なものです。
ただただ毎月保険料がとられると考えるよりは、事故や病気やケガなどが起きた時の場合の備えのために必要なものだと考えた方がいいです。
保険料の支払いがどうしても負担になってしまう場合は、ファイナンシャルプランナーに相談して保険の見直しをすることをおすすめします。
保険料を節約する、というよりは他の支出を見直し、保険や共済で適切な備えをしておくことが大切です。
教育費は節約ではなく工夫で抑える
あなたに子供が生まれた場合、必ず必要になってくるものが教育費です。
ですので教育費を抑えるということは、私立学校に行くより公立学校に行くことや、習い事を減らすことになってしまいます。
高校によってできる事も違うため、子供が私立に行きたいといった場合や、習い事をしたい!といった場合に、お金がなくてできない…となることは避けたいですよね。
さらにお金がかかるからといって教育の質を下げてしまうと、将来子供ができることが狭まってしまうかもしれません。
ここでは、そんな節約することが難しい教育費を少しでも抑える方法をまとめました。
私立学校に行くタイミングを考える
私立に通わせたいという方でも幼稚園、小学校までは公立で通わせることも手段のひとつです。
小学校まで公立であれば地元の友達ができて将来的に子供にとっていい経験になることが多いです。
私自身も公立の小学校に通いましたが、大学卒業後も友人関係が続き、地元の集まりにも参加できるのでコミュニティがひとつ広がりました。
大学受験をせずそこそこ良い大学に入る道を作るために、幼稚園から私立に通ってエスカレーター方式で大学に行けるようにすることも良いかもしれませんが、費用が厳しいようなら公立学校に通わせるのをおすすめします。
私の場合中学校まで公立でしたが、色々な人と友達になることができ、いい経験も悪い経験もできたので、公立でよかったと思っています。
また高校受験では私立の場合でも成績が良いと学費が免除になることもあるので、勉強が得意であれば狙ってみるのもよいでしょう。
受験なので、絶対に学費免除になる保証はないので注意してください。
高校も公立高校を受験すればかなりの教育費節約になります。
公立高校は校風が自由なところが多いので、お子様が自由なところを望んでいたら公立高校を受験するといいかもしれません。
習い事を最低限にする
学費は必ずかかるものなので、削ることができるのは習い事や勉強面でかかる費用です。
子供の興味のあることを見つけるために、小さい頃から様々な習い事をさせる親もいますが、家でできることは自分で教えるのも手段です。
子供がまだ小さいときは、ピアノなどは家で教えることもできます。
子供が自分からやりたい!と言ったものは習わせてよいと思いますが、すぐに興味がなくなるものも多いので、むやみに習い事を増やしてしまうと費用がかなりかさんでしまいます。
また、小学校であまり習い事を習わせすぎてしまうと、放課後友達と遊ぶ時間がなくなってしまうので、よく考えて決めた方がよいでしょう。
勉強費用はどこまでかける?
公文式やベネッセの通信教育は小学校で習っている人も多いですし、親世代でも子供の時に習っていた人もいるのではないのでしょうか。
小学校から塾に通う子も多いですが、塾に行くタイミングをずらせればその分の費用は抑えることができます。
学校ではほとんどの子が何かしら学校以外の勉強を習っているために、学校ではあまり詳しく教えてくれない、なんていうこともあるみたいです。
学校の授業では不安…と思っても、塾や通信教育に全部任せる前に、家庭でできることはやってみましょう。
小学校に入る前や小学校低学年の教えられる範囲であれば、プリントを自作したり、市販の問題集で済ませられます。
また作文だけ添削通信講座に頼んでみるなどするとよいかもしれません
今はさまざまなタイプのドリルや問題集があるため、高いお金を払う学習塾に行く時期を遅らせることで塾代の節約になります。
お子様がどのレベルの勉強ができるのかに合わせて、必ずしも塾に行かせることが正解というわけではありません。
習い事でなくてもできること
習い事を沢山できないなら自分の手で色々な体験に連れて行くことをお勧めします。
自然が沢山ある場所に行ったり、工場見学やアーティスティックなものに触れ合える場所などに行けば子供が興味のあることを見つけることができるかもしれません。
今は子供が学べる場所がたくさんあります。
プログラミングが学べる場所へ行ったり、科学館などで子供の興味があることが見つかるかもしれません。
自分で体験したうえで興味のあることなら、習い事を絞ることにもつながりますし、子供も楽しく習い事をできます。
教育費は節約するというより工夫が大切
教育費を節約するときに大切なのは教育の質を落とさないということです。
余計はお金を使わないために、家でできることは家でやることが大切です。
時間がないかもしれませんが、その時間を割いてまでそ小さい時の教育が大切なので教育についてはよく考えてみてください。
教育費を節約するといっても他に紹介した固定の生活費を節約することで教育費に回した方が良いでしょう。
子供が小さいころはお金に余裕があり、贅沢をしがちですが本当にお金がかかるのは、大学生になるときです。
子供が小さいころから節約をして貯金をしたり、生活水準を上げすぎないようにすることが大切です。
まとめ
生きていく上で入っておくべき生命保険、子供がいる家庭では必ずかかる教育費は大きく節約するということは難しいかもしれませんが、工夫次第でなるべく費用を減らすことができます。
工夫の方法を知らないと、「どうせ必ずかかるものだし」とよく考えずにずっとお金をかけてしまうかもしれません。
これらの費用を減らすというよりは、他の費用を節約して生命保険や教育費にお金を回すことも大切ですが、これらの費用を減らす手段がないわけではないのです。
生命保険をきちんと見直して、自分に合った保険に入ることで保険費用を無駄にせずに将来へのリスクに備えることができます。
また子供の将来のために、教育費を今から見直すことも子供の成長にともなって必要になってきます。
ここにある節約方法を読んで、今までかかっていた生命保険費、教育費を見直してみてはいかがでしょうか。